加齢による疾病用治療薬900種が開発中 アルツハイマー病治療薬は27種
2006年01月12日
加齢による疾病用治療薬900種が開発中
アルツハイマー病治療薬は27種
米国研究製薬工業協会(PhRMA)が発表した調査によると、現在開発中の加齢による疾病用 の治療薬は900種を超えます。
ビリー・トーザンPhRMA理事長は「寿命の伸長に伴い、米国の高齢者は健康、生産性、 自立において様々な試練に直面しています。研究志向型の製薬会社は患者が歳を重ねるとともに、より健康な生活を送れるよう、積極的に治療法や治療薬の探求に取り組んでいます」と述べています。
開発が進められている加齢による疾病用の治療薬には、心臓病や脳卒中用の治療薬146種のほか、がん治療薬399種があります。アルツハイマー病については、治療薬や新しい治 療法が発見されなければ、今世紀半ばまでに同病の罹患者だけでも1,600万人に達する可 能性があります。そこで、研究志向型の製薬会社では現在、アルツハイマー病治療薬27種 の開発を進めています。このほか、開発中の治療薬には次のようなものがあります。65歳 以上の米国民のうち推定で650万人が罹患している鬱病の治療薬19種。罹患者の半数が 55歳以上である糖尿病の治療薬48種、50歳以上の米国民のうち推定で4,400万人にとっ て大きな健康上の脅威となっている骨粗鬆の症治療薬20種。毎年新たに60,000人の罹患 が診断されるパーキンソン病の治療薬17種。
開発が進められているその他の薬剤では、膀胱や腎臓の疾病、眼疾患、胃腸障害、変形性 関節症、疼痛、前立腺疾患、呼吸器および肺の疾患、関節リウマチ、皮膚疾患その他の加 齢による症状を対象にしています。これらの薬剤の多くは先端の技術や知識を用い、これまでとは異なる方法でこうした疾病に立ち向かおうとしています。例えば、黄斑変性症は 65歳以上の米国人における主要な失明原因ですが、その一形態を引き起こす浸出しやすい新生血管を阻害する薬剤候補があげられます。また、アルツハイマー病治療薬でプラークの形成を阻害し、神経伝達物質アセチルコリンの悪化を防ぐことで病気の進行を遅らせ記憶力を回復させる可能性を持つものなどもあります。
これらの薬剤はいずれも、治験もしくは米国食品医薬品局(FDA)の承認待ちの段階にあります。
トーザン理事長はさらに「現在進められているこのような重要な研究は、高齢の両親や祖 父母など愛する者を抱える家族に大きな希望をもたらしています」と述べています。
PhRMAは、米国で事業を行っている主要な研究開発志向型製薬企業と、バイオテクノロジ ー企業を代表する団体です。会員企業は新薬の発見・開発を通じて、患者がより長く、より健全でより活動的な暮らしを可能にしたいと願って活動しています。会員企業の新薬研究開 発に対する2004年の投資額は、約388億ドルであり、会員企業は先頭に立って新しい治療 法を探求しています。
PhRMAホームページ:www.phrma-jp.org
米国PhRMAホームページ:www.phrma.org
生命を守る革新的な医薬品について:www.innovation.org
処方支援パートナーシップについて:www.pparx.org
輸入薬の危険性について:www.buysafedrugs.info

「2006年のニュースリリース」に戻る