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開発中の心疾患および脳卒中治療薬、270種を超える

2007年06月22日

開発中の心疾患および脳卒中治療薬、270種を超える

米国研究製薬工業協会(PhRMA)が5月30日に発表した新たな報告書によると、バイオ・医薬品企 業は、米国民の死因の上位3位に入る心疾患および脳卒中の治療薬277種を開発中です。これらの薬 剤はいずれも臨床試験中または米食品医薬品局(FDA)の承認待ち段階にあります。

ビリー・トーザンPhRMA理事長は次のように述べています。「心疾患と脳卒中は今なお米国にお ける主要な死因となっています。現在開発中の薬剤が277種あるということは、バイオ・医薬品企 業が1950年以降これらの疾患による死亡率を50%以上低下させてきたことに示される新薬開発に 対する意気込みを現在も維持していることを示すものです。また、Journal of the American Medical Association誌に発表された新しい研究結果によると、心臓発作による入院患者における死亡率や心 臓麻痺の発症率が、1996年以降ほぼ半減しています。これは、コレステロール低下剤、血液抗凝 結薬、血管形成術などの優れた治療法の成果です」

またこの報告書は、米国疾病管理予防センター(CDC)の全国健康統計センターの調査によると、 心疾患は1900年以来毎年(インフルエンザの流行により米国で45万人が死亡した1918年を除く)死 因の第1位、また脳卒中は第3位であったと報告しています。米国心臓協会によると、米国内では心 血管疾患のため36秒ごとに1人が亡くなり、またおよそ8,000万人が何らかの心血管疾患に罹患して います。これらの疾病による米国社会への経済的負担は一年間で4,300億ドル(51兆6,000億円) にも上ります。

一方で新しい薬物療法により、心疾患および脳卒中による死亡率は低下していることも報告されています。米国立心肺血液研究所(NHLBI)によると、もし30年前と同じ死亡率だったとすれば、毎年現状より81万5,000人多くの米国民が心疾患で、また25万人多くが脳卒中で死亡していることに なると推定しています。またこの改善は血圧やコレステロールを抑える効果的な薬剤の開発による部分が大きいとNHLBI関係者は指摘しています。さらに、心臓発作の治療も大きく向上しています。25年前の心臓発作の治療法は安静にするだけでしたが、現在では心臓発作を未然に防ぐ薬剤投与のほか、最先端技術を導入した治療法もあります。

同報告書によると、開発中の薬剤には心疾患(毎年米国民5万人以上が死亡)治療薬30種、高血圧 (心疾患および脳卒中の主要因))治療薬31種、心臓発作(毎年米国民80万人以上が発症)治療薬 19種、脳卒中(毎年米国民70万人が罹患)治療薬19種などがあります。薬剤候補の多くは次のよ うな最先端技術や新しい科学的アプローチを採用しています。

  • 新しい心筋を形成することで心機能を回復するヒト幹細胞
  • 心房細動による脳卒中を防ぐために血栓の形成を抑える新しい抗凝血剤
  • 「善玉」コレステロールが「悪玉」コレステロールに変わるのを予防し、「善玉」コレステロー ルを増やす可能性を秘めているワクチン1種

同報告書や開発中の心疾患および脳卒中用治療薬に関するその他の情報については、PhRMAウェ ブサイトhttp://www.phrma.org/files/Heart 2007.pdfをご覧ください。

* 1$=120円にて換算

PhRMA は、米国で事業を行っている主要な研究開発志向型製薬企業と、バイオテクノロジー企業を代表する団体です。会員企業は新薬の発見・開発を通じて、患者がより長く、より健康でより活動的に暮らせるよう、先頭に立って新しい治療法を探求しています。会員企業の新薬研究開発に対する2006年の投資額は、約 430億米ドル(概算)で、製薬業界全体の投資額は過去最高の552 億米ドルに達しました。

PhRMAホームページ:www.phrma-jp.org
米国PhRMAホームページ:www.phrma.org
希望と生存の話について:www.sharingmiracles.com
生命を守る革新的な医薬品について:www.innovation.org
処方支援パートナーシップについて:www.pparx.org
輸入薬の危険性について:www.buysafedrugs.info

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