HIV/エイズの治療薬およびワクチン92種を開発中
2007年11月29日
HIV/エイズの治療薬およびワクチン92種を開発中
米国研究製薬工業協会(PhRMA)がこのほど発表した報告書によると、製薬企業は現在HIV/エイズの治療薬およびワクチン92種を研究開発中です。今年12月1日には、1988年に英国ロンドンで開催されたエイズ対策世界保健大臣会議で採択されスタートした世界的な啓発運動、「世界エイズデー」の20周年を迎えます。
ビリー・トーザンPhRMA 理事長は「現在、HIV 感染の治療と予防のために、新薬とワクチンの開発が進められている。この取り組みは非常に重要な意味を持っており、我々は大きな期待を寄せている。製薬企業は新しい治療法やワクチンの開発に注力し、HIV 感染者が充実した生活をより長く送ることができるように引き続き取り組んでゆく」と述べています。
この報告書によると、現在ワクチン20 種および抗ウイルス薬46 種など全部で92 種の薬剤が臨床試験段階または米食品医薬品局(FDA)による承認待ちの段階にあります。
20年以上前にエイズウイルスが特定されて以来、HIV/エイズ治療薬30種が承認されています。最初のHIV/エイズ治療薬はHIV ウイルスが特定されてから4年後の1987年に開発されました。米政府の統計によると、近年、患者がより新しい処方薬を入手・利用できる可能性が高まったことで、米国におけるエイズによる死亡率は大幅に低下しています。
こうした進歩にもかかわらず、エイズは今なお世界的に重篤な疾病であり、多くの発展途上国で深刻な健康問題をもたらしており、特にサハラ以南のアフリカ、中国、インド、ロシア連邦において被害は甚大です。国連エイズ合同計画(UNAIDS)によると、2006年末時点におけるHIV 感染者は全世界で3,270万人と推定されています。
今年、HIV 感染者は3,320万人に増加していると見られ、2007年の新規感染者は210万人になると予想されています。
国際製薬団体連合会(IFPMA)によると、米国の研究開発志向型製薬企業は、2000 年から2006 年にかけて、
発展途上国における医療の向上のため67億ドル(7370億円*)を投じました。製薬各社のプロジェクトには、HIV/エイズ患者治療のための診療所設置、教育・予防プログラム、HIV母子感染予防プログラム、エイズおよび関連疾患の治療薬寄付などがあります。また、製薬各社は多くの国でエイズ治療薬を廉価で提供しています。
トーザン理事長はまた、「HIV/エイズ治療薬により、かつては死の宣告に等しかった疾患が、今や慢性疾患のように管理可能で治療可能な疾患へと変わった。さらに、製薬企業が研究開発に取り組んでいる新薬は、未来に対して一層明るい希望をもたらす」と述べています。
同報告書や開発中のHIVおよびHIV関連疾患の治療薬に関するその他の情報については、米国PhRMAウェブサイト(http://www.phrma.org/files/Meds in Development for HIV:AIDS.pdf) をご覧ください。
*1$=110 円にて換算
PhRMA は、米国で事業を行っている主要な研究開発志向型製薬企業と、バイオテクノロジー企業を代表する団体です。会員企業は新薬の発見・開発を通じて、患者がより長く、より健康でより活動的に暮らせるよう、先頭に立って新しい治療法を探求しています。会員企業の新薬研究開発に対する2006年の投資額は、約430 億米ドル(概算)で、製薬業界全体の投資額は過去最高の552億米ドルに達しました。
PhRMAホームページ:www.phrma-jp.org
米国PhRMAホームページ:www.phrma.org
希望と生存の話について:www.sharingmiracles.com
生命を守る革新的な医薬品について:www.innovation.org
処方支援パートナーシップについて:www.pparx.org
輸入薬の危険性について:www.buysafedrugs.info

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